西三河の幡豆町で1200年の歴史を持つと言われる火祭り
『鳥羽の火祭り』が今日行われました。
昨年は いたずらによる放火で開催日が延期になると言う事件に見舞われたのですが、
今年は前日の雪も上がり 澄み渡った星空の下 無風に近い絶好の天候の中で行われました。
この『鳥羽の火祭り』は全国にある火祭りの中でもその勇壮さは異彩を放っています。
同じ時期の2月11日に 京都で開催される「阿含の星まつり」や 3月の東大寺のお水取りなど 大きな火祭りは全国で行われますが、男たちがまさに燃え盛る火の中に飛び込んでいく火祭りは 他ではあまり目にすることのない火祭りではないでしょうか?
鳥羽神明社の境内に作られる、竹や茅などで作られた高さ5以上 重さが2トンを超える巨大な2基の「すずみ」のなかに納められた「神木」と、1年の12ヶ月を表すといわれる「十二縄」をめぐって 鳥羽地区の 海側の衆と 山側の衆が燃え盛る火の中に飛び込んで取り出す競争をするのです。

午後7時45分ころに、2人の神男によって伝統的な火打石の火で「すずみ」のてっぺんに火をつけられた「すずみ」大きく燃え上がります。

神社の境内はその火で真っ赤に染上げられ、祭りは最高潮を迎えます。
炎、煙、火の粉が飛び交い 見ている人も 興奮は絶頂に・・・
「一の藤」の太鼓の音が鳴り響き、神男と男たちは火の中に飛び込んでいきます。
独特の白い衣装を身に着けた男達は頭から水をかぶり、燃え上がるすずみに勇敢に飛び込んでいくのですが、その炎に躊躇する人たちを 周りが 「行けー 負けるなー!!」 とけしかけます。
奮い立った 男たち、神男達は、すずみの中の神木と十二縄を先に取り出そうと何度もすずみによじのぼり、福地と乾地で競い合うのです。

取り出された神木と縄は神前に納められ、祭りは終わります。
鳥羽の火祭りでは、その年の天気や作物の出来をすずみの燃え具合などで占います。
西側の福地が勝てば山に雨と豊作がもたらされ、
東側の乾地が勝つと乾ばつや飢饉がおこると伝えられています。
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